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PDNobはなぜ使いやすい?機能設計に込めた6つの工夫

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PDNobはなぜ使いやすい?機能設計に込めた6つの工夫

PDFの編集で、文字がずれたり、レイアウトが崩れたりして困ったことはありませんか?

スキャンした契約書の文字がうまく認識されない、複雑な論文を編集すると書式が崩れる、翻訳すると元のレイアウトが失われる。PDFは、一見シンプルでも、扱う文書によって思わぬ問題が起こることがあります。

こうした課題を解決するため、PDNobではOCR、PDF編集・翻訳、文書の表示、注釈管理、AIによる操作など、6つの領域で機能を磨いてきました。今回は、その機能設計に込めた工夫と、複雑なPDF作業をよりスムーズに進めるための仕組みをご紹介します。

高精度なOCRは認識前の処理から

pdnobOCR機能

さまざまな文書に対応するOCR前処理

スキャンしたPDFがきれいに認識されないのはなぜ?

例えば、スマートフォンでスキャンした契約書を開き、OCRを実行したところ、英語のイタリック体が文字化けしたり、日付の形式が崩れたり、電話番号の数字が1桁欠けたりした経験はないでしょうか。こうした問題はOCRエンジンの精度が原因だと思われがちですが、実際には元の画像に問題があるケースも少なくありません。斜めにスキャンされたページ、影が映り込んだレシート、印字がかすれた古い書籍、細かな汚れが付いたFAX文書などがその例です。

このような画像をそのままOCRエンジンに読み込ませると、文字認識を始める前の段階ですでに誤認識の原因が生じています。そこでPDNobでは、OCRの前処理を独立した工程として設け、文書の状態に合わせて調整できるようにしました。

読み取りにくいスキャン画像に対応するOCR処理の仕組み

法務チームによる契約書の電子化、アーカイブ担当者による古い学術誌の保存、現場スタッフによるスマートフォンで撮影したレシートの文字抽出など、さまざまな利用シーンを想定しながら、私たちは数か月にわたってOCR処理の改善を重ねてきました。

そこで繰り返し浮かび上がったのは、認識モデルだけでなく、元画像の品質も重要だということです。そこで前処理の仕組みを一から見直し、文書の状態に応じて個別にオン・オフを切り替えられる6つの設定を用意しました。

  • ページの自動トリミング: 文書の外枠や余白、不要な端の部分を自動検出して切り取り、文書本体を中心にOCR処理を行います。

  • ページの傾き補正: 傾いたページを自動でまっすぐに補正します。机の上で撮影した書籍や、まとめてスキャンした複数ページの処理に便利です。

    ページの傾き補正
  • 局所コントラストの強調: 文字が薄い画像や、白っぽくかすれたスキャン画像、露出不足の画像のコントラストを調整し、読み取りにくい文字を見やすくします。

  • 局所コントラストの強調
  • 黒い斑点の除去: 古いコピーやFAX文書に見られる黒い点や不要な画像の汚れを取り除きます。

  • 黒い斑点の除去
  • ノイズの除去: 暗い場所で撮影した画像などに生じるざらつきを軽減し、背景を見やすく整えます。

  • ノイズの除去
  • 画像内の文字検出: 画像に含まれる文字を検出するかどうかを個別に設定できます。本文だけを抽出したい場合や、図表内のキャプションを認識対象から外したい場合に便利です。

  • 画像内の文字検出

中国語と日本語が混在するカタログページを用いた社内ベンチマークでは、PDNobは10秒で93.7%の文字認識率を達成しました。

PDNobのOCRが強みを発揮するポイント

多くのPDF編集ソフトでは、スキャン画像をそのまま認識エンジンに渡してOCR処理を開始する方式が採用されています。PDFelement、Foxit、UPDF、WPSなどは文字認識の処理に重点を置いており、前処理の機能は比較的限定的です。そのため、認識結果が元画像の品質に左右されやすい場合があります。

一方、PDNobではOCRの前処理を独立した工程として用意し、文書の状態に応じて各処理を個別に調整できます。認識を始める前に画像を整えることで、さまざまな状態のスキャン文書に対応しやすくしています。

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ソフト
OCR前処理への対応
PDNob
自動トリミング、傾き補正、コントラスト調整、斑点除去、ノイズ除去などを個別に設定可能
PDFelement
前処理は限定的で、文字認識を重視
Foxit
前処理は限定的で、文字認識を重視
UPDF
前処理は限定的で、文字認識を重視
WPS
前処理は限定的で、文字認識を重視

OCRの作業効率をどう改善できるのか

重要なのは、単にOCR機能を搭載することではありません。自動前処理によって文書を認識しやすい状態に整え、文字認識の精度向上を目指すことです。PDNobでは、すべてのスキャン文書を同じ方法で処理するのではなく、元画像の状態に合わせてOCRの処理を調整できます。例えば、次のような場面で役立ちます。

  • スマートフォンで撮影した契約書や署名済みの合意書から文字を抽出する
  • ページの傾きや印字のかすれがある古い書籍・学術論文を電子化する
  • 暗い場所で撮影したレシート、請求書、経費精算書から文字を読み取る
  • スキャン画像、数式、図表が混在する研究論文をテキスト化する
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複雑な文書でも崩れにくい編集機能

PDF編集機能の6つの改善により、PDNobは細かな編集作業を効率化します。段落の処理、選択枠の安定性、レイヤー管理、フォントの処理、書式の保持など、一つひとつの工夫が、長い文書を編集する際の時間短縮につながります。

閲覧モードでの段落編集

編集に合わせて注釈が移動する様子

たった1文字の修正に何度もクリックが必要なのはなぜ?

例えば、60ページの契約書を読んでいる途中で、12ページ目に誤字を見つけたとします。多くのPDF編集ソフトでは、閲覧モードを離れて編集モードに切り替え、カーソルの位置を調整して誤字を修正し、再び閲覧モードに戻る必要があります。たった1か所の修正に、何度も操作を繰り返さなければなりません。長い文書では、こうした小さな手間が積み重なっていきます。

編集モードへの切り替えをなくすための工夫

長い文書を確認する法務担当者や編集者の作業を観察するなかで、モードの切り替えが時間のロスにつながっていることがわかりました。1か所の修正に何度も操作が必要なのは効率的ではありません。そこでPDNobでは、閲覧モードから直接編集できるように操作の流れを見直しました。

閲覧モードでテキストをクリックすると、その位置にカーソルが表示され、そのまま入力・編集できます。太字や斜体、フォント、文字サイズなどの書式も元のスタイルを維持できるため、文書全体の体裁を崩さずに修正できます。

  • クリックするだけで編集: テキストをクリックすれば、そのまま編集を開始できます。モードの切り替えやツールバーでの追加操作は不要です。
  • テキストを直接編集する様子
  • クリックした位置にカーソルを表示: クリックした場所に正確にカーソルが表示されるため、前後の段落にカーソルがずれる心配を減らせます。
  • 元の書式を保持: 太字や斜体、フォントの種類、文字サイズなど、元のテキストの書式を維持できます。

ほかのPDF編集ソフトでは、どんな操作が必要?

多くのPDF編集ソフトでは、誤字を修正するために閲覧モードから編集モードへ切り替え、カーソルの位置を調整してから編集し、再び閲覧モードに戻る必要があります。閲覧モードでカーソルを配置できるソフトでも、編集を始める前にツールバーでの操作が必要な場合があります。PDNobでは、閲覧モードから直接編集できるため、こうした余分な操作を減らせます。

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ソフト
閲覧モードからの編集
PDNob
閲覧モードから直接編集でき、クリックした位置にカーソルが表示される
Foxit
閲覧モードでカーソルを配置できるが、編集にはツールバーでの操作が必要
Adobe Acrobat
閲覧モードでカーソルを配置できるが、編集にはツールバーでの操作が必要
PDFelement
専用の編集モードへの切り替えが必要
UPDF
専用の編集モードへの切り替えが必要

編集時の手間を減らす仕組み

考え方はシンプルです。修正したいテキストをすでに表示しているなら、編集するためだけに閲覧操作を中断する必要はありません。選択範囲の調整などに費やす時間を減らし、文書そのものの編集に集中できます。例えば、次のような場面で役立ちます。

  • 契約書を確認しながら、誤字や日付の間違いを修正する
  • 書式を崩さずに、報告書の数値や引用データを更新する
  • OCRでテキスト化した文書を、次の工程に渡す前に閲覧モードで整える

複雑なオブジェクトにも対応する安定した選択枠

pdnobOCR機能

不規則な形の画像を選択しにくいのはなぜ?

画像や図形を多く含むPDFを編集しているとき、回転した画像や不規則な形に切り抜かれたオブジェクトを選択しようとして、選択枠が一部にしか表示されなかったり、回転させると枠がオブジェクトからずれたりしたことはないでしょうか。位置を移動したりサイズを変更したりするだけなのに、選択枠の調整に時間がかかってしまいます。

不規則なオブジェクトでも選択枠がずれないように

この問題を解決するため、PDNobでは選択枠の計算方法を見直しました。デザインや文書編集の作業では、オブジェクトを選択する操作が、気づかないうちに時間を消費する原因になることがあります。PDF内のオブジェクトを選ぶ操作は一見簡単ですが、回転していたり、一部が切り抜かれていたり、不規則な形状やカスタムパスで構成されていたりすると、正確な選択が難しくなります。

PDNobでは、不規則な形状のオブジェクトや切り抜かれた画像、カスタムパスにも適切な選択枠を設定し、回転・拡大縮小・傾斜などの操作中も枠がオブジェクトに沿って維持されるようにしました。

  • 不規則な形状にも対応: 切り抜かれた画像やカスタム図形も、オブジェクト全体を適切に囲む選択枠で操作できます。
  • 画像編集パネルを開く
  • 操作中も選択枠を維持: 回転・拡大縮小・傾斜などの操作中も、選択枠がオブジェクトからずれにくい設計です。
  • さまざまなオブジェクトで一貫した操作: 画像、ベクターパス、図形、テキストボックスなどを同じような感覚で操作できます。

PDF編集ソフトによって選択枠はどう違う?

不規則な形状のオブジェクトに対する選択枠の挙動は、PDF編集ソフトによって異なります。PDFelementでは一部のオブジェクトを完全に囲めない場合があり、FoxitやWPSでは回転や拡大縮小の際に選択枠がずれることがあります。PDNobでは、オブジェクトの種類にかかわらず、一貫した選択操作を目指して選択枠の計算方法を改善しています。

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ソフト
不規則なオブジェクトに対する選択枠の安定性
PDNob
不規則なパスや切り抜き画像を含む、さまざまなオブジェクトに対応
PDFelement
一部のオブジェクトでは選択枠が全体を囲めない場合がある
Foxit
回転や拡大縮小の際に選択枠がずれる場合がある
WPS
回転や拡大縮小の際に選択枠がずれる場合がある

選択枠の安定性が編集作業をスムーズにする

こうした細かな工夫は、機能一覧だけでは目立たないかもしれません。しかし、複雑なレイアウトのPDFを編集する際には、作業効率を左右する重要なポイントです。例えば、次のような場面で役立ちます。

  • デザイン性の高いPDF内で、切り抜かれた画像を選択して移動・サイズ変更する
  • カスタム図形や不規則なパスを、選択枠をずらさずに操作する
  • 透かしやバッジを回転させる際に、選択枠のずれを抑える
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レイヤーと重なり順を細かく調整

透かしがテキストに重なるとき、オブジェクトの重なり順が重要な理由

透かしやロゴ、背景画像を移動した際に、意図しない形で重なり順が変わってしまうことがあります。例えば、透かしがタイトルを隠してしまったり、テキストを編集しただけでオブジェクトのレイヤーが変わってしまったりするケースです。思いどおりの配置にするまで、何度も調整を繰り返さなければならないこともあります。

文書全体の重なり順を制御する仕組み

デザイン資料や報告書の編集作業では、オブジェクトの重なり順を調整するだけでも時間がかかることがあります。透かしを移動しただけで、タイトルが別のレイヤーの下に隠れてしまうような状態は避けたいものです。

そこでPDNobでは、文書全体を対象にオブジェクトの重なり順を制御できるようにしました。オブジェクトを最前面または最背面に移動でき、テキストを編集した後も、ほかのオブジェクトとの相対的な位置関係を維持できます。また、ほかのソフトから取り込んだデザイン性の高い文書でも、グループ化されたオブジェクトの階層構造を保持できます。

  • 文書全体の重なり順を調整: グループ内にあるオブジェクトも含め、最前面や最背面への移動が可能です。
  • レイヤー構造を考慮したテキスト編集: テキストを編集しても、ほかのレイヤーとの相対的な位置関係を維持します。
  • 画像レイヤーと位置を調整
  • グループ化されたオブジェクトにも対応: 複数のレイヤーを含む複雑なグループでも、階層構造を保持します。

オブジェクト単位と文書全体の重なり順の違い

多くのPDF編集ソフトにはレイヤーを調整する機能がありますが、対応範囲はソフトによって異なります。Foxitは文書全体の重なり順の調整に対応していますが、テキスト編集時に相対的なレイヤー位置が変わる場合があります。PDFelementやWPSでは基本的な重なり順の変更が可能ですが、文書全体を対象とした管理機能は限定的です。PDNobでは、文書全体の重なり順を一元的に調整できるようにしています。

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ソフト
レイヤーと重なり順の全体制御
PDNob
文書全体の重なり順を調整でき、テキスト編集後も位置関係を維持
Foxit
全体の重なり順を調整できるが、テキスト編集時に相対的な位置が変わる場合がある
PDFelement
基本的な重なり順の変更に対応。文書全体の管理機能は限定的
WPS
基本的な重なり順の変更に対応。文書全体の管理機能は限定的

活用シーン

こうした細かな工夫は、機能一覧では目立たないかもしれません。しかし、複雑なPDFを編集するときには、作業効率を左右する重要なポイントになります。例えば、次のような場面で役立ちます。

  • 透かし、ロゴ、背景画像の重なり方を調整する
  • デザイン案で、画像をテキストや図形の背面に配置する
  • デザインソフトから取り込んだ、複数のレイヤーを含むPDFを整理する

複雑なレイアウトに対応する段落認識

PDNobで文字編集

2段組みの文書を編集するとレイアウトが崩れやすいのはなぜ?

例えば、2段組みの学術論文を開き、要旨の一文を修正したとします。編集後にレイアウトがずれ、右段の段落が左段に移動したり、見出しの位置が揃わなくなったり、本文に対応していた脚注が離れたりすることがあります。ほんの一文を修正しただけなのに、ページ全体の構成が変わってしまうのです。

複雑なレイアウトに対応するため段落認識モデルを改善

たった一か所の編集で学術論文のレイアウト全体が崩れてしまう問題を受け、PDNobでは段落認識モデルを再学習させました。PDFは、見た目には複数の段組みや見出し、脚注、異なる書式が整然と配置されていても、内部のテキスト構造を正確に把握するのが難しい場合があります。この構造を誤って認識すると、編集時にレイアウトが崩れる原因になります。

309ページの社内テストセットでは、従来バージョンと比較してF1-Coreスコアが1.55%向上しました。また、Adobe、Foxit、UPDF、PDFelementとの比較テストでは、複雑なレイアウトにおいてPDNobが89.88%のF1スコアを記録し、比較した5製品の中で1位となりました。

  • 複数段組みの検出: 段組みをまたぐ段落構造を正確に認識します。
  • 異なる書式が混在する文書への対応: 書式が混在するページでも、段落の区切りを識別します。
  • F1スコアの向上: 309ページのテストセットで、従来バージョンよりF1-Coreスコアが1.55%向上しました。
  • 複雑なレイアウトで高い認識性能: 5製品の比較テストで、F1スコア89.88%を記録しました。

段落構造の認識が編集のボトルネックになる場面

複雑なレイアウトをどこまで維持できるかは、PDF内部の文書構造をどれだけ正確に認識できるかに大きく左右されます。Adobe、PDFelement、UPDF、Foxitはいずれも一般的なレイアウトの文書に対応していますが、今回テストした複数段組みや異なる書式が混在する文書では、段落構造の認識精度が重要な違いとなりました。PDNobでは、こうした複雑な文書を想定して段落認識モデルを改善しています。

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ソフト
複雑なレイアウトでの段落認識
PDNob
F1-Coreスコア89.88%。比較した5製品の中で1位
Adobe Acrobat
一般的なレイアウトには対応しているが、複雑なレイアウトでは認識性能に課題がある
PDFelement
一般的なレイアウトには対応しているが、複雑なレイアウトでは認識性能に課題がある
UPDF
一般的なレイアウトには対応しているが、複雑なレイアウトでは認識性能に課題がある
Foxit
一般的なレイアウトには対応しているが、複雑なレイアウトでは認識性能に課題がある

実際の編集作業で役立つ場面

この最適化のメリットは、段落やオブジェクトの配置を一度調整すれば、その状態を維持しやすくなることです。例えば、透かしやロゴ、背景画像の重なり順を設定した後、テキストを編集するたびに配置をやり直す手間を減らせます。段落認識の改善は、次のような文書の編集にも役立ちます。

  • 段落の区切りを崩さずに、複数段組みの学術論文を編集する
  • 異なる書式のセクションが混在する報告書の構成を見直す
  • 見出し、本文、脚注が混在する書籍のレイアウトを編集する

アプリ間のコピー&ペーストでも書式を保持

見出しの書式がコピー時に失われる問題

PDF編集ソフトによっては、PDF内の太字の見出しを選択してコピーし、WordやWPSの文書に貼り付けると、太字の書式が失われることがあります。番号付きリストも同様で、貼り付けた際に番号やリストの構造が単なるテキストになってしまう場合があります。文字自体はコピーできても、元の書式や構造まで維持できるとは限りません。

コピー&ペースト後も書式を維持するための工夫

編集者や報告書の作成担当者が、テキストを貼り付けるたびに書式を整え直していることに着目し、PDNobではコピー&ペースト時の書式保持を改善しました。PDFからほかのアプリにテキストをコピーする際、毎回書式を一から設定し直す必要はありません。

PDNobでは、PDF編集ソフトと一般的なオフィスアプリの間でテキストをコピー&ペーストする際に、フォント、文字サイズ、太字、斜体、番号付きリストなどの書式情報を保持できるようにしています。

  • 書式を維持したテキストコピー: テキストをコピーする際に、太字や斜体、フォントのスタイルを保持します。
  • オフィスアプリとの互換性: WordやWPSなど、一般的な文書編集ソフトとのコピー&ペーストに対応します。
  • 書式を整え直す手間を削減: 貼り付けた後に、書式を再設定する作業を減らせます。

コピー&ペースト後も書式を維持

コピー&ペースト時に書式がどの程度維持されるかは、ツールによって異なります。WPSは従来から書式を保持できる一方、Adobe、PDFelement、UPDF、Foxitでは、太字・斜体・箇条書きなどがコピー&ペースト後も一貫して保持されるかどうかに違いがあります。PDNobでは、コピー&ペーストの前後で書式を安定して維持できるようになりました。

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ツール
Word/WPSへのコピー時の書式保持
PDNob
太字・斜体・フォント・文字サイズ・リストの書式を保持
WPS
対応
Adobe
ファイルや貼り付け先のアプリによって異なる
PDFelement
ファイルや貼り付け先のアプリによって異なる
UPDF
ファイルや貼り付け先のアプリによって異なる
Foxit
ファイルや貼り付け先のアプリによって異なる

繰り返しの作業を減らす

この改善の目的は、単にテキストをコピーすることではありません。テキストを活用するうえで重要な構成や書式も維持することです。たとえば、次のような場面で役立ちます。

  • 引用文を太字や斜体の書式を保ったままWordのレポートに貼り付ける
  • 番号付きリストを、番号の順序や書式を崩さずにWPSの文書へ移す
  • レポート作成時に、見出しの書式を保ったまま別のオフィスアプリにコピーする
  • PDF資料から調査メモを取り込む際に、元の書式を維持する

フォントの照合をより高速かつ正確に

長い文書の編集でフォントの置き換えが問題になる理由

300ページのマニュアルを開き、新しいセクションを追加するとします。作業の途中で、追加した段落のフォントが元の文書と微妙に異なることに気づきます。これは、編集エンジンが一致するフォントを見つけられず、別のフォントに自動的に置き換えてしまったためです。気づいたときには、章ごとに文書の見た目が不揃いになっていることもあります。

フォント照合エンジンを再構築した理由

長い文書を編集している途中でフォントが意図せず置き換わると、文書全体の統一感が損なわれます。フォントは、問題が起きて初めて違いに気づきやすい要素のひとつです。そこでPDNobでは、フォント照合エンジンを再構築しました。太字や斜体など、より幅広いフォントの種類やスタイルに対応し、意図しないフォントの置き換えを抑えられるよう改善しています。社内テストでは、1万文字を超えるテキストの挿入にかかった時間は、テスト条件下で約5~6秒でした。

  • 太字・斜体への対応:より多くのフォントの太さやスタイルに対応。
  • フォントの置き換えを抑制:文書の途中でフォントが別のものに置き換わるケースを低減。
  • 大量のテキストをすばやく挿入:テスト条件下では、1万文字以上の挿入が約5~6秒で完了。

大量のテキストを挿入すると違いがわかる理由

フォント照合の性能差は、長い文書を編集するときに表れやすいものです。同じ1万文字以上のテキストを挿入するテストでは、WPSは約9秒、PDFelementは25秒以上、UPDFは約1~2分かかりました。PDNobではフォント照合を高速化し、大量のテキストを挿入する場合でも、元の文字組みを維持しやすくなっています。

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ツール
フォント照合の処理時間(1万文字以上の挿入)
PDNob
約5~6秒、複数のフォントスタイルに対応
WPS
約9秒
PDFelement
25秒以上
UPDF
約1~2分

編集時間の短縮につながる場面

フォントの扱いが改善されることで、長い文書を修正する際も、書式の統一感を保ちやすくなります。たとえば、次のような作業で役立ちます。

  • 論文の草稿に長い文章を追加するときに、フォントの意図しない置き換えを防ぐ
  • 既存の書籍に新しい章を追加する際、元の文字組みを維持する
  • ブランドイメージに合ったフォントの統一が求められるマニュアルをまとめて更新する
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元のレイアウトを崩さずにPDFを翻訳

PDNobの翻訳モードには、機械翻訳でPDFのレイアウトが崩れやすい場面に対応する2つの方法があります。翻訳内容を確認しながら原文と見比べられる「対訳表示」と、翻訳済みの文書を仕上げるための「文書全体の翻訳」です。

原文と訳文を並べて読める対訳表示

AI翻訳機能

外国語のPDFを読むとき、ブラウザーのタブを行き来する理由

学生や研究者にとって、よくあるのがこんな場面です。30ページの英語論文を読んでいて、用語の意味を確認したくなったら、該当する文章を選択してコピーし、ブラウザーのタブを切り替えて翻訳ツールに貼り付けます。訳文を読んだら元のタブに戻り、論文のどこまで読んだかを思い出しながら続きを読みます。これを繰り返しているうちに、要旨を読み終えるころには読書の流れが途切れてしまいます。

PDFリーダー内で原文と訳文を並べて表示する仕組み

こうした手間を減らすため、研究者やレビュー担当者が複数のブラウザータブを行き来する様子を踏まえ、PDFリーダー内で原文と訳文を並べて表示できる機能を開発しました。原文を片側に、訳文をもう片側に表示し、どちらかの文章にカーソルを合わせると、対応する箇所がもう一方でもハイライトされます。PDFを開いたまま、原文と訳文を照らし合わせて読めます。

  • 対訳表示:原文と訳文を段落ごとに並べて、同時に確認できます。
  • PDNobの対訳表示機能
  • スクロールに応じた翻訳表示:文書をスクロールすると、翻訳パネルの表示も更新されます。
  • カーソルを合わせて対応箇所をハイライト:原文または訳文にカーソルを合わせると、もう一方の対応する箇所が強調表示されます。
  • 原文と翻訳文を比較する
  • タブの切り替えが不要:PDFリーダー内で翻訳できるため、別のアプリを開いたり、文章をコピー&ペーストしたりする手間を省けます。

翻訳はどこでできる?PDFリーダー内とブラウザーの違い

多くのPDF編集ソフトでは、翻訳の際に別のツールへ移動する必要があるか、原文と訳文を並べて表示する機能がありません。UPDFはWeb版で対訳表示に対応していますが、PDFelement、Foxit、WPSでは、一般的にアプリ内での対訳表示には対応していません。PDNobなら、別のツールを使わずに原文の隣に訳文を表示し、その場で内容を確認できます。

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ツール
原文と訳文の対訳表示
PDNob
対応。PDFリーダー内で表示でき、カーソルに合わせて対応箇所をハイライト
PDFelement
アプリ内では非対応
Foxit
アプリ内では非対応
UPDF
Web版で対応
WPS
アプリ内では非対応

対訳表示で読み比べをスムーズに

別のアプリに文章を何度もコピー&ペーストすることなく、PDFを開いたまま原文と訳文を見比べられます。たとえば、次のような場面で便利です。

  • 英語の研究論文や学術誌の記事を、訳文と照らし合わせながら読む
  • 外国語の技術マニュアルや製品仕様書を読み進める
  • 翻訳された契約書や法律関連の文書を原文と比較して確認する
  • ローカライズのレビュー時に、原文と翻訳後のマーケティング文を比較する

レイアウトを維持した文書全体の翻訳

レイアウトを維持した文書全体の翻訳

機械翻訳でPDFのレイアウトが崩れやすい理由

たとえば、ドイツ語のマニュアルを機械翻訳にかけた場合を考えてみましょう。翻訳された文章自体は読めても、文字数が原文より増えたためにページの右端からはみ出してしまうことがあります。表の幅が広がったり、見出しが2行に折り返されたりして、文書全体が未完成の下書きのように見えてしまうこともあります。

レイアウトに配慮した文書全体の翻訳を実現するために

多くの翻訳ツールでは、翻訳後のテキストを元のフォントサイズのまま配置するため、文字数の変化によってレイアウトが崩れることがあります。たとえば、ドイツ語は英語より長くなりやすく、中国語は短く、フランス語はその中間になる傾向があります。そこでPDNobでは、テキストブロックごとに翻訳後の文章の長さを測定し、それに応じてフォントサイズを調整する仕組みを採用しました。手作業で細かく修正しなくても、読みやすいレイアウトを維持しやすくなります。

目指したのは、言語が変わっても、元の文書らしさを損なわない仕上がりです。技術文書や学術論文、研修資料、ビジネス文書などを翻訳する場合、翻訳の正確さだけでなく、文書の構成やレイアウトを保つことも重要です。

  • フォントサイズの自動調整:翻訳後の文章の長さに応じて、テキストブロックごとにフォントサイズを調整します。
  • ブロック単位でレイアウトを維持:文章が元の段落や段組みの範囲内に収まるように調整します。
  • 読みやすい仕上がり:文字のはみ出しや不自然な余白を抑え、翻訳後もページ全体のバランスを保ちます。

翻訳ツールによって異なるレイアウト保持の仕組み

レイアウトの保持方法は、翻訳ツールによって異なります。WPSは単語単位の書式を維持できますが、複雑なレイアウトでは崩れやすい場合があります。PDFelementは基本的な書式を保持できるものの、レイアウトの復元は比較的大まかです。Foxitは、比較的シンプルな文書での処理速度や精度を重視しています。PDNobでは、テキストブロックごとにレイアウトを考慮して翻訳する仕組みを採用しています。

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ツール
レイアウトを考慮した文書全体の翻訳
PDNob
テキストブロックごとにフォントサイズを自動調整
WPS
単語単位の書式を保持。複雑なレイアウトでは安定性が低下する場合がある
PDFelement
基本的な書式を保持。レイアウトの復元は比較的大まか
UPDF
書式の保持に対応。複雑なレイアウトでは大きな余白が生じる場合がある

レイアウト保持の違いが役立つ場面

この機能では、段落の構成や段組みの範囲、ページ全体のレイアウト、表、ヘッダー・フッターなどを維持し、翻訳後も読みやすい文書に仕上げることを目指しています。たとえば、次のような場面で役立ちます。

  • 読みやすさを保ちながら、取扱説明書や技術仕様書を翻訳する
  • 数式や図表のレイアウトを崩さずに、学術論文を別の言語に翻訳する
  • 複雑なレイアウトの研修資料や新人向けガイドを、別の言語版として作成する

PDNob PDF Editor 2.1の新機能を徹底解説|対訳・AI操作・注釈非表示・一括ツールがさらに便利に

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大容量・複雑なPDFも待たずに快適に閲覧

PDNobの閲覧機能では、PDFを開いたときの使い心地を左右する2つの描画機能を採用しています。ひとつは表示を高速化する「段階的な読み込み」、もうひとつはさまざまな形式の複雑なファイルに対応する互換性です。

PDFの表示を高速化

PDFの高速描画

500ページのPDFを開くのに20秒もかかる

従来のPDF編集ソフトでは、500ページの商品マニュアルをダブルクリックしても、最初のページが表示されるまで15~20秒ほど白い画面のまま待たされることがあります。ようやく開いたころには、何を確認しようとしていたのか、作業の流れが途切れてしまうことも。文書を開くたびに、データベースの読み込みを待つような感覚になるのは避けたいものです。

段階的な描画で表示までの時間を短縮

500ページのPDFを開くのに20秒も待つ必要はない。そう考え、PDNobでは段階的に描画する仕組みを採用しました。最初に画面内のコンテンツを表示し、残りのページはバックグラウンドで順次読み込みます。500ページに及ぶマニュアルやデザイン資料、画像の多い文書でも、ファイル全体の解析が完了する前に最初の画面を表示できるため、数秒で閲覧を始められます。

5つのツールを対象に、初回起動時の表示速度を比較したテストでは、PDNobは0.25秒を記録し、検証したツールの中で最速でした。また、同じ条件でのメモリ使用量は、UPDFやPDFelementと比べて約66%少ない結果となりました。

  • 段階的な描画:文書全体の解析が終わる前に、最初の画面を表示します。
  • 表示時間を短縮:大容量の文書も、数十秒待つことなく数秒で開けます。
  • 白い画面で待つ時間を削減:ファイルを開くと、すぐに内容が表示されます。

500ページのPDFを開くときに差が出る理由

初回起動時の表示速度や大容量文書の処理性能は、PDF編集ソフトによって異なります。FoxitやPDFelementは一般的な文書をスムーズに扱える一方、複雑な文書では表示に時間がかかる傾向があります。今回のテストでは、複雑な文書を開く際、UPDFが最も時間を要しました。PDNobは最初の画面をすばやく表示でき、複雑な文書を処理する際のメモリ使用量も、UPDFやPDFelementと比べて約66%少なく抑えられました。

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ツール
大容量文書の描画速度
PDNob
段階的な描画に対応。初回起動時は0.25秒で最初の画面を表示
Foxit
一般的な文書の処理は良好。複雑な文書では時間がかかる傾向
PDFelement
一般的な文書の処理は良好。複雑な文書では時間がかかる傾向
UPDF
今回のテストでは、複雑な文書の表示に最も時間がかかった

PDNobでPDFを開くまでの待ち時間を短縮

500ページにも及ぶ文書でも、段階的な読み込みによって、できるだけ早く読み始められるようにすることがPDNobの狙いです。たとえば、次のような場面で役立ちます。

  • 数百ページに及ぶ研究論文や学位論文、レポートをすばやく開く
  • 技術マニュアルや製品仕様書を開いて、必要な情報をすぐに確認する
  • 画像の多いデザイン案やパンフレットをチェックする
  • 数百ページに及ぶスキャン文書をまとめたPDFを閲覧する

幅広いPDF形式に対応する描画性能

ほかのPDFリーダーでは開けないファイルがある理由

いつも使っているPDFリーダーでCADから出力したPDFを開いたとき、エラーが表示されたり、ページが真っ白になったり、画像が欠けたりしたことはないでしょうか。あるリーダーでは正常に表示できるのに、別のリーダーではうまく開けない場合があります。専用の設計ソフトで作成されたPDFや、何度も編集・再出力を繰り返したPDF、PDFの仕様に厳密には準拠していないファイルなどが、その原因になることがあります。

標準的ではないPDFにも対応するために

CADから出力したPDFがエラーで開けないのは、作業を進めるうえで大きなストレスになります。そこでPDNobでは、標準的な構造とは異なるPDFにも対応できるよう、さまざまなファイルを用いて描画処理を検証しました。複雑なベクターグラフィック、パスや図形、クリッピング、レイヤー、透明効果、マスクなど、幅広い構造を考慮した描画処理を設計しています。一般的なPDFリーダーではエラーになるファイルでも、可能な限り内容を表示できるようにしています。

特に、CADから出力したPDFや設計図面、デザインデータ、複数回の編集・再出力を経た文書などで、この対応が役立ちます。

  • ベクターグラフィックへの対応:複雑なパスや図形、クリッピングを適切に描画します。
  • レイヤーやマスクとの互換性:複数のレイヤーや透明マスクを含むPDFに対応します。
  • エラーを抑えた描画:標準的ではない構造のPDFでも、エラーで表示できなくなるのを防ぎ、可能な限り内容を描画します。

ほかのPDFリーダーでは標準外のPDFがどう表示されるか

標準的ではないPDFへの対応力は、PDF編集ソフトによって差が出やすい部分です。今回の検証では、Foxit、PDFelement、UPDFのいずれも、一部の標準外PDFでエラーや白紙表示が発生しました。PDNobでは、ほかのリーダーでは開けない場合があるPDFも、可能な限り正常に描画できるようにしています。

スワイプアイコン スワイプして表示
ツール
標準外のPDFに対する描画互換性
PDNob
標準的ではない構造や不完全な構造を持つPDFにも対応
Foxit
一部の標準外PDFでエラーや白紙表示が発生する場合がある
PDFelement
一部の標準外PDFでエラーや白紙表示が発生する場合がある
UPDF
一部の標準外PDFでエラーや白紙表示が発生する場合がある

普段のPDF閲覧で役立つ場面

PDFの内部構造を詳しく理解する必要はありません。大切なのは、ファイルを正常に開き、内容を正しく表示できることです。たとえば、次のような場面で役立ちます。

  • CADから出力したPDFや技術図面を開く
  • 専門的な設計ソフトや出版ソフトで作成されたPDFを閲覧する
  • 編集と再出力を何度も繰り返したPDFを読み込む

【PDNob PDF Editor 2.0】PDFをスムーズに読む方法|ナイトモード・アイケアモード・セピアモード

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Part 5. 注釈を保持し、編集内容を見失わないPDF編集

PDNobの注釈機能 には、修正作業を重ねても注釈を活用しやすくする2つの仕組みがあります。テキストを編集しても注釈が対象の文字に追従する機能と、必要に応じてワンクリックで注釈を非表示にする機能です。

テキストの編集に追従する注釈

PDFを開く

ハイライトが編集後のテキストに追従すべき理由

一見すると小さな違いですが、実際の作業では大きな手間につながります。たとえば、契約書の重要な条項にハイライトを付けたあと、その上にある文章を修正したとします。再び確認すると、ハイライトは元の位置に残ったままで、強調したかった文字からずれてしまうことがあります。こうした修正を何度も繰り返すうちに、注釈と本来の対象テキストが一致しなくなってしまいます。

テキストと注釈を連動させる仕組み

法務や編集の現場で、修正のたびに同じ注釈を付け直す作業が発生していることを踏まえ、注釈と対象テキストの連動方法を見直しました。ハイライト、下線、取り消し線、波線は、テキストを編集しても対象の文字に追従します。コメントも、関連するテキスト部分に紐づいた状態を保ちます。

  • ハイライトなどの注釈を保持:ハイライト、下線、取り消し線、波線が、編集後のテキストに追従します。
  • 注釈の付け直しを軽減:修正のたびに注釈を付け直す手間を減らせます。
  • コメントの紐づけを維持:コメントが、対象となるテキスト部分に紐づいた状態を保ちます。
  • hide annotations

注釈と対象テキストの紐づけに関する違い

注釈がテキストの編集に追従するかどうかは、PDF編集ソフトによって違いが見られるポイントです。Adobeはこの機能に対応しています。一方、PDFelement、Foxit、UPDF、WPSでは、一般的に注釈がページ上の固定位置に配置されるため、テキストを編集すると元の対象との対応がずれることがあります。PDNobでは、テキストを編集しても注釈が対象の文字に追従するようになりました。

スワイプアイコン スワイプして表を確認
ソフト
テキスト編集への注釈の追従
PDNob
すべての注釈タイプがテキストの編集に追従
Adobe
対応
PDFelement
固定位置に配置され、編集後に対象との対応がずれる
Foxit
固定位置に配置され、編集後に対象との対応がずれる
UPDF
固定位置に配置され、編集後に対象との対応がずれる
WPS
固定位置に配置され、編集後に対象との対応がずれる

注釈の追従が役立つ場面

テキストを修正するたびに注釈を付け直す必要がなく、同じ注釈をそのまま使って作業を続けられます。契約書の確認、学術論文の編集、報告書の修正、文書の校正、複数人でのレビューなどに便利です。たとえば、次のような場面で役立ちます。

  • 契約書の初回チェックで付けた注釈を、修正後もそのまま保持する
  • 研究論文の重要な文章をハイライトし、その文章を編集しても注釈を維持する
  • 報告書の文章修正と注釈による確認作業を並行して進める

ワンクリックですべての注釈を非表示に

show all annotations again

注釈を削除せずに非表示にしたいとき

たとえば、契約書の最終稿を送付する直前だとします。ページには、レビュー時に付けた黄色のハイライトや赤い下線、余白のコメントが残っています。注釈のない状態で文書を確認したいものの、これまでのチェック内容は削除したくありません。そんな場面を想定した機能です。

ワンクリックで注釈を非表示にする仕組み

注釈を非表示にするために、せっかくの作業内容を削除する必要はありません。PDNobでは、ワンクリックですべての注釈を非表示にできます。注釈そのものは削除されず、文書に紐づいたまま保持されます。もう一度クリックすれば、注釈を再表示できます。これにより、注釈を確認しながら作業する「レビュー表示」と、注釈を表示せずに文書を読む「閲覧表示」を、内容を失うことなく切り替えられます。

  • ワンクリックで切り替え:すべての注釈をすぐに表示・非表示にできます。
  • 注釈をそのまま保持:非表示にしても注釈は削除されず、文書に紐づいた状態で残ります。
  • すっきりした状態で閲覧:確認や印刷の際に、注釈に邪魔されず文書を表示できます。

注釈の非表示で作業内容はどう変わる?

FoxitやPDFelementなど、一部のPDF編集ソフトにも注釈を非表示にする機能があります。ただし、非表示にする方法や対応範囲はソフトによって異なります。PDNobでは、表示・非表示を切り替えても注釈を保持できるため、必要なときにいつでも再表示できます。

スワイプアイコン スワイプして表を確認
ソフト
ワンクリックですべての注釈を非表示に
PDNob
非表示にしても注釈を保持
Foxit
対応
PDFelement
対応
Adobe
文書の種類によって対応が限定的
UPDF
文書の種類によって対応が限定的

こんな場面で便利

注釈は文書内に保持され、必要なときに再表示できます。そのため、レビュー表示と、注釈のない状態での閲覧を簡単に切り替えられます。契約書の最終確認や報告書の見た目のチェック、印刷前の準備などに便利です。たとえば、次のような場面で役立ちます。

  • 指導教員のコメントが多数付いた論文を、注釈に邪魔されずに読み返す
  • 修正履歴や赤字が入った契約書に署名する前に、最終的なレイアウトを確認する

【PDNob PDF Editor 2.0】PDF 注釈機能の使い方|PDFにコメント・ハイライト・スタンプを追加する方法

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自然な言葉でPDF作業をAIに任せる

type your request

AIには説明だけでなく、実際の作業まで任せたい

「このPDFをWordに変換して」と伝えるだけで、作業が完了するのが理想です。しかし、多くのPDFソフトでは、メニューを開き、形式を選び、保存先を指定して、確認ダイアログで操作を確定する必要があります。ほかのAIアシスタントも、質問には答えられても、実際の操作はユーザーに任せることがあります。適切なダイアログを開いてくれても、最後は自分でクリックしなければなりません。

PDFツールをAIから直接実行できる仕組み

作業内容を伝えたら、それだけで完了できるようにするため、AIからPDFツールを直接呼び出せる仕組みを採用しました。AIアシスタントがOCR、ファイル形式の変換、圧縮などのPDFツールを直接実行し、処理後のファイルを返します。ユーザーは必要な作業を普段の言葉で伝えるだけ。AIが適切なPDF処理を実行し、結果を返してくれます。

重要なのは、AIがPDF処理エンジンそのものに取って代わるわけではないという点です。AIはより自然な操作窓口として機能し、実際の処理はPDFツールが担当します。そのため、複数の手順が必要だった作業を一言で指示できるほか、複数の処理を組み合わせる場合も、ひと続きの会話で進められます。

  • PDFツールを直接実行:必要に応じて、OCR、形式変換、圧縮などのPDFツールをAIが呼び出します。

  • 自然な言葉で指示:専門的な操作を覚えなくても、やりたいことを普段の言葉で伝えられます。

  • 処理結果をそのまま受け取る:AIが処理後のファイルを返すため、そのまま利用できます。

AIが操作を実行し、結果を返すまでの違い

同じAI機能でも、実際の操作をどこまで実行できるかはソフトによって異なります。FoxitとAdobeはAIによるツール操作に対応していますが、実行できる範囲には違いがあります。UPDFのアシスタントは適切なダイアログを開けるものの、最後の確定操作はユーザーが行う必要があります。PDFelementは、現時点でこのようなツールの直接呼び出しには対応していません。PDNobでは、AIがPDFツールを直接実行してファイルを返すため、追加の確認操作をせずに作業を進められます。

スワイプアイコン スワイプして表を確認
ソフト
AIによるツールの実行
PDNob
直接実行し、処理後のファイルを返す
Foxit
対応
Adobe
対応
UPDF
一部対応。AIがダイアログを開き、ユーザーが操作を確定する必要がある
PDFelement
非対応

日々の作業をどう効率化できるか

定型的な操作をいくつも組み合わせる必要があるとき、特に時間の節約につながります。たとえば、次のような作業に便利です。

  • 「PDFをWordに変換して」「PDFをExcelに変換して」など、一言で指示してファイル形式を変換する
  • 変換、圧縮、ファイル名の変更など、複数の操作をひと続きの会話で進める

PDNob PDF Editor 2.1の新機能を徹底解説|対訳・AI操作・注釈非表示・一括ツールがさらに便利に

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まとめ

今回紹介した6つの領域――OCRの前処理、閲覧モードでのテキスト編集、PDF翻訳、大容量文書の表示、注釈の追従、AIによるツールの直接実行――を通して、私たちが一貫して考えてきたのは、「複雑なPDFではどこに問題が生じやすいのか、そして問題が起きる前に、どこまで自然に防げるのか」ということです。それぞれの機能には、普段は意識されにくい細かな工夫が込められています。ユーザーが特別な操作や設定を意識することなく、スムーズに作業を進められるように設計しました。

PDFソフトは、機能一覧だけで比較されがちです。しかし、扱いが難しい文書を編集するとき、使い心地を左右するのは、もっと細かな部分だったりします。私たちが目指しているのは、単に機能を増やすことではありません。一つひとつの細部まで丁寧に作り込み、使いやすさを高めていくことです。

PDNobの高度な機能に関するよくある質問

Q1. PDNobはWindowsとMacの両方で使えますか?

A1:はい。PDNobはWindowsとmacOSに対応しています。どちらのOSでも同じ機能をご利用いただけます。

Q2. PDF内の文字を変更するには、編集モードに切り替える必要がありますか?

A2:いいえ。PDNobでは、閲覧モードのまま編集したい文字をクリックして入力を始められます。クリックした位置にカーソルが表示され、元のフォントや文字サイズ、太字、斜体などの書式も維持されます。

Q3. OCRを使うたびに、5つすべての前処理を実行する必要がありますか?

A3:いいえ。自動トリミング、傾き補正、コントラストの強調、黒い斑点の除去、ノイズ除去は、OCRの設定画面から個別にオン・オフを切り替えられます。文書の状態に合わせて必要な処理を選べます。

Q4. 原文と訳文を並べて表示する場合、元のレイアウトは維持されますか?

A4:はい。表、ヘッダー、フッター、フォントなどの配置を維持しながら翻訳できます。画像化された文書ではなく、テキストレイヤーを処理し、翻訳後の文字量に応じてフォントサイズを調整することで、元のレイアウトに収まるようにします。一般的なビジネス文書であれば、言語以外の見た目をできるだけ保ったまま翻訳できます。

Q5. チームで共同作業する場合も、注釈の追跡機能を利用できますか?

A5:はい。PDNob Cloudでは、コメントやハイライト、修正内容について、作成者、日時、対応状況を記録できます。レビュー担当者はスレッド形式で返信したり、対応済みとしてマークしたり、未対応の項目に絞って確認したりできます。

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中村 綾

ソフトレビュー・比較ライター

中村 綾は、PDFソフトやPCソフトのレビュー・比較を専門とするライターです。機能や価格、使いやすさをわかりやすく比較し、読者が自分に最適なソフトを選べるよう、実用的な情報を発信しています。

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