【2026年最新】PDF編集ソフトおすすめ7選|学生向け無料・有料を徹底比較
授業資料への書き込み、レポートの提出前チェック、就活で使う書類の修正など、学生生活ではPDFを扱う場面が数多くあります。
ところが、PDFは文字を直接書き換えにくい形式のため、「無料のソフトで足りるのか」「有料ソフトは学生に必要なのか」と迷う人が少なくありません。
この記事では、学生向けのPDF編集ソフト7つを、料金・無料で使える範囲・原文の直接編集やOCRへの対応で比較します。レポート、論文、就活資料のどの場面で使うかに合わせて、自分に合うソフトを選べる内容です。なお、料金は2026年10月時点の公式サイトなどの表示(税込)をもとにしています。
- 1 学生がPDF編集ソフトを使う主な場面:レポート提出、論文の読み書き、就活資料の修正の3つに分けて、必要になる機能を整理します。
- 2 無料と有料の違い:無料で足りる作業と、有料ソフトが必要になる作業を、料金とあわせて比較します。
- 3 7つのソフトの特徴:Adobe Acrobat、PDNob、Smallpdf、PDFgear、Macプレビュー、Microsoft Edge、LibreOffice Draw の主な機能・料金・良い点・気になる点を紹介します。
- 4 使うときの注意点:オンラインツールへのアップロード、無料版の制限、スキャンPDFのOCRなど、学生が失敗しやすい6点を解説します。
1. 学生がPDF編集ソフトを使う場面と選ぶ基準
学生向けのPDF編集ソフトを選ぶときは、まず自分がどの場面でPDFを使うのかを決めると、必要な機能がはっきりします。ここでは、学生に多い3つの場面と、ソフトを選ぶ4つの基準を整理します。
学生に多いPDFの使い道
レポート提出:Wordで作成したレポートの最終確認、ページの並べ替え、ファイルの結合など、提出前の仕上げ作業です。
論文の読み書き:論文PDFへのハイライトやコメントの書き込み、海外論文の翻訳、スキャンした資料の文字化などです。
就活資料の修正:履歴書やエントリーシートのPDFに文字を追加したり、誤字を直したりする作業です。
ソフトを選ぶ4つの基準
無料で使える範囲:無料のまま使える機能と、回数・ファイル数・透かしなどの制限を確認します。
原文の直接編集:PDF内にすでにある文字を書き換えられるかどうかを確認します。注釈の追加だけでよいか、文字の修正まで必要かで選択が変わります。
OCR(文字認識):スキャンした教科書や配布資料の文字を、検索やコピーができる状態にできるかを確認します。
料金の形態:月額のサブスクリプションか、買い切りか、完全無料かを比べます。使う期間が長いほど、この違いが総額に影響します。
次の章では、この基準で7つのソフトを一覧表にまとめます。
2. 学生向けPDF編集ソフト7選の料金・機能比較表
下の表は、7つのソフトの種類、料金、無料で使える範囲、原文の直接編集とOCRの対応、対応OSを比較したものです。それぞれの詳細は、次の章で順番に紹介します。
表の読み方としては、「原文の直接編集」が必要な人はAdobe Acrobat、PDNob、PDFgearが候補になります。注釈や書き込みだけでよい人は、無料のMacプレビューやEdgeでも足ります。
3. 学生におすすめのPDF編集ソフト7選
ここからは、7つのソフトを1つずつ紹介します。料金や機能の特徴だけでなく、どんな場面に向いているかにも触れています。
Adobe Acrobat:機能が充実した定番の有料ソフト
Adobe Acrobatは、論文や報告書のPDFを本格的に編集したい場面で便利なソフトです。PDF内の文字や画像の修正、ページの整理、形式の変換までを1つのソフトで行えます。
Adobe Acrobatは、Adobeが提供するPDFの作成・編集ソフトです。Acrobat Proでは、テキストや画像の編集に加えて、OCR、Word・Excel・PowerPointなどへの変換、パスワード保護、電子署名にも対応しています。
ただし、Acrobat Proは月額課金のサブスクリプションで、使い続ける間は費用がかかります。学生向けの割引はCreative Cloud版が対象で、機能が多い分、使いこなすまで時間がかかる場合もあります。専門的な編集まで必要な学生に向いています。
主な機能
テキストと画像の編集:文字の追加やタイプミスの修正、画像の編集ができます。
ページの整理:ページの挿入・並べ替え・削除や、複数PDFの結合・分割ができます。
注釈:コメントの入力、テキストのハイライト、下線の追加ができます。
形式の変換:Word、PowerPoint、Excel、画像などとPDFを相互に変換できます。
OCR・保護・署名:スキャンPDFの文字認識、パスワード保護、電子署名に対応します。
料金
Acrobat Pro:年間プラン(月々払い)2,530円/月(税込)
学生・教職員向け Creative Cloud Pro(Acrobat Proを含む):初年度 月2,180円、2年目以降 月4,180円(税込)
良い点
- 編集、変換、OCR、保護、署名まで、PDFの作業を1つのソフトでまとめて行えます。
- 文字や画像を直接編集でき、論文や報告書の修正にも使えます。
- Windows、Mac、Web、モバイルで利用できます。
気になる点
- Acrobat Proは月2,530円と、継続して費用がかかります。
- 学生向けの割引はCreative Cloud版が対象で、2年目以降は月4,180円になります。
- 機能が多く、簡単な書き込みだけの用途では機能が余る場合があります。
PDNob:編集・OCR・変換・翻訳を買い切りで使える
Adobe Acrobatは機能が充実している反面、月額の費用が続き、学割もCreative Cloud版に限られます。こうした点を気にする学生には、買い切りで使えるPDNobが選択肢になります。
PDNobは、レポートや論文、就活書類のPDFを1つのソフトでまとめて扱いたい場面で便利です。文字の直接編集、スキャン教材のOCR、Wordへの変換、海外論文の翻訳までを、1つの画面から行えます。
PDNobは、PDFの編集・注釈・変換・OCR・AI機能をまとめたPDF編集ソフトです。永久ライセンス(買い切り)が選べて料金は8,599円(税込)なので、月額費用が続くAdobe Acrobatと比べて、長く使うほど費用を抑えやすくなります。
パソコンにインストールして使う型のため、Smallpdfのようにファイルをアップロードする必要はありません。さらに、無料版は全機能を最大20ファイルまで透かしなしで出力できるので、購入前に学生生活の作業で試せます。
主な機能(学生の使い道別)
原文の直接編集(レポート・就活資料):PDF内のテキスト・画像・リンクを、Wordのように直接修正できます。
注釈(講義資料・論文):ハイライト、コメント、付箋などで書き込みができます。
OCR(スキャン教材):画像やスキャンPDFの文字を、編集・検索できるテキストに変換できます。
Word・Excel・PowerPointへの変換(レポートの再利用):PDFをWordなどに変換でき、複数のPDFをまとめて変換するバッチ変換にも対応します。
翻訳・AI要約(海外論文):PDF全体を翻訳する全文翻訳、原文と翻訳文を並べて確認できる対訳表示、AIによる要約が使えます。
料金
永久ライセンス(買い切り):8,599円(税込)
対応OS:Windows・Mac・Web
良い点
- 買い切りの永久ライセンスなので、月額費用が続きません。
- 無料版は全機能を最大20ファイルまで透かしなしで出力できる
- 編集、OCR、変換、翻訳、AI要約を1つのソフトで使えます。
- 画面が直感的で、PDFソフトを初めて使う学生でも扱いやすい構成です。
気になる点
- OCRは無料版では週1回までです。
- AI機能には回数制限があります。
- Android版は提供されていません。
- クラウドでの共同編集機能は限定的です。
Smallpdf:インストール不要で使えるオンラインツール
Smallpdfは、大学や図書館の共有パソコンなど、ソフトをインストールできない環境でPDFを扱いたい場面で便利なオンラインツールです。提出前のPDFの圧縮や結合、形式の変換を、ブラウザだけで済ませられます。
Smallpdfは、30以上のPDFツールをブラウザ上で提供するサービスです。無料でも基本的なツールを使え、有料のProプランでは、テキストの編集、OCR、強力な圧縮、AI搭載ツールなどが無制限になります。
ただし、無料プランには1日あたりの処理回数とダウンロード数に制限があります。また、ファイルをサーバーにアップロードして処理するため、個人情報を含む書類や未発表の論文には注意が必要です。たまに圧縮や変換をする程度の学生に向いています。
主な機能
圧縮:提出用にPDFのファイルサイズを小さくできます。
変換:Word、Excel、PowerPointとPDFを相互に変換できます。
結合・分割:複数のPDFをまとめたり、ページごとに分けたりできます。
電子署名:PDFに署名を追加できます。
編集・OCR(Proプラン):テキストの編集とOCRは、Proプランで利用できます。
料金
無料プランあり
Pro:月払い 月1,350円/年払い 月換算1,013円
良い点
- ソフトをインストールする必要がなく、すぐに使えます。
- 圧縮・結合・変換といった、提出前の仕上げ作業を手早く行えます。
- 共有パソコンなど、インストールが制限された環境でも使えます。
気になる点
- 無料プランは、1日あたりの処理回数とダウンロード数に制限があります。
- テキストの編集とOCRは、有料のProプランが必要です。
- ファイルをアップロードして処理するため、機密性の高い書類には注意が必要です。
- インターネット接続が必要です。
PDFgear:すべての機能を無料で使える
PDFgearは、費用をかけずにPDFの編集や変換、OCRまで行いたい場面で便利なソフトです。学生が使う基本的な作業は、ほとんど無料の範囲で行えます。
PDFgearは、Windows、Mac、ブラウザ、iOS、Androidに対応した無料のPDFソフトです。無料の範囲が広く、透かしの挿入や利用回数の制限がない点が特徴です。
ただし、複雑なレイアウトの調整など、高度な編集機能は有料ソフトに比べて少なく、大きなファイルでは動作が重くなる場合があります。日常のPDF作業を無料で済ませたい学生に向いています。
主な機能
編集・注釈:テキストの追加・修正と、ハイライト・下線などの注釈ができます。
結合・分割:複数ファイルの結合と、ページ単位の分割ができます。
形式の変換:PDFとWord・Excel・PowerPoint・画像を相互に変換できます。
OCR:スキャンした文書や画像から文字を抽出し、検索・編集できる状態にします。
電子署名:マウスや画像で署名を作成・挿入できます。
料金
無料
良い点
- すべての機能を無料で利用でき、透かしや利用回数の制限もありません。
- Windows、Mac、ブラウザ、iOS、Androidと、多くの環境で使えます。
- OCRや形式の変換まで無料で使えます。
気になる点
- 複雑なレイアウトの調整など、高度な編集機能は有料ソフトより少なくなります。
- 大きなPDFでは動作が重くなる場合があります。
Macプレビュー:Macに標準搭載された注釈ツール
Macプレビューは、MacBookを使う学生が、講義資料や論文に書き込みたい場面で便利な標準アプリです。追加のソフトを入れなくても、PDFを開いてそのまま注釈を付けられます。
プレビューは、macOSに標準で搭載されているPDF・画像の閲覧アプリです。テキストのハイライトや下線、メモの追加、フォームへの入力と署名、ページの並べ替えなどに対応しています。
ただし、PDF内にすでにある文字の書き換えはできず、スキャンしたPDF全体の文字認識(OCR)にも対応していません。書き込みと提出前の簡単な整理が中心の学生に向いています。
主な機能
注釈:テキストのハイライト、下線、取り消し線を付けられます。
メモ・吹き出し:PDFにメモや吹き出しを追加できます。
フォーム入力・署名:PDFフォームへの入力と、署名の追加ができます。
ページ操作:ページの挿入、並べ替え、削除ができます。
画像内の文字の選択:写真や画像に含まれる文字を選択してコピーできます。
料金
無料(macOSに標準搭載)
良い点
- 追加のインストールが不要で、すぐ使えます。
- 動作が軽く、講義資料への書き込みに向いています。
- 完全無料で、透かしや回数の制限がありません。
気になる点
- 既存の文字を書き換える編集はできません。
- スキャンPDF全体の文字認識(OCR)には対応していません。
- Macでしか使えません。
Microsoft Edge:Windowsで手軽に書き込めるブラウザ機能
Microsoft Edgeは、Windowsのパソコンで、PDFに手書きのメモを加えたり、フォームに文字を入力したりしたい場面で便利なブラウザです。追加のソフトを入れずに、PDFを開いたまま書き込めます。
Microsoft Edgeは、Windows 10以降に標準で入っているブラウザで、PDFビューアーとしても使えます。手書き、ハイライト、テキストの追加、コメント、消しゴムといった書き込みツールが用意されています。
ただし、PDF内にすでにある文字の書き換えや、OCR、形式の変換には対応していません。講義資料への書き込みや、就活の応募書類への文字の入力など、簡単な作業に向いています。
主な機能
手書き(ペン):マウスやタッチペンで、PDFに書き込めます。
ハイライト:重要な箇所に色を付けられます。
テキストの追加:PDFの好きな位置に文字を入力できます。フォームの記入にも使えます。
コメント・消しゴム:コメントを付けたり、書き込みを消したりできます。
料金
無料(Windows 10以降に標準搭載)
良い点
- 追加のインストールが不要で、すぐ使えます。
- 動作が軽く、シンプルな画面で初めてでも迷いにくいです。
- 完全無料で使えます。
気になる点
- PDF内にすでにある文字を書き換えることはできません。
- OCRや形式の変換には対応していません。
LibreOffice Draw:無料で原文に近い編集ができるオープンソース
LibreOffice Drawは、完全無料でPDFの文字や図形を修正したい場面で便利なソフトです。ファイルを自分のパソコンの中だけで処理できるため、機密性の高い資料にも使えます。
LibreOfficeは、オープンソースのオフィススイートで、その中のDrawがPDFを開いて編集できます。Windows、Mac、Linuxで利用でき、透かしや回数の制限もありません。
ただし、LibreOffice Drawは専用のPDF編集ソフトではなく、PDFを開くときに一部の情報が失われることがあります。文章は1行ずつテキストボックスになるため、行ごとの修正が必要で、複雑なレイアウトのPDFでは表示が崩れやすくなります。簡単な文字の修正や図形の追加が中心の学生に向いています。
主な機能
PDFの直接編集:PDFを開いて、テキスト・図形・画像を追加・修正できます。
フォントとサイズの変更:テキストのフォントや大きさを変えられます。
PDFで書き出し:編集したファイルをPDF形式で保存できます。
描画ツール:豊富な図形・描画ツールで、図を追加できます。
料金
無料
良い点
- 完全無料で、透かしや回数の制限がありません。
- Windows、Mac、Linuxで使えます。
- パソコン上で処理するため、機密性の高いファイルにも使えます。
気になる点
- OCRは搭載されていません。
- 複雑なレイアウトのPDFでは、表示が崩れやすくなります。
- 文章が1行ずつテキストボックスになり、行ごとの修正が必要です。
- 電子署名には、外部のツールを併用する必要があります。
7つのソフトを見たところで、次の章では、どのソフトを選ぶ場合でも気をつけたい点をまとめます。
4. PDF編集ソフトを使うときの注意点
PDF編集ソフトは、選び方だけでなく使い方でも失敗しやすいポイントがあります。学生が特に気をつけたい6点を紹介します。
- オンラインツールにはファイルがアップロードされます:
Smallpdfのようなオンラインツールは、ファイルをサーバーに送って処理します。個人情報を含む書類や未発表の論文は、インストール型のソフトで扱うと安心です。
- 無料版の制限を最初に確認します:
無料版には、回数、ファイル数、透かし、機能の制限がある場合があります。提出直前に使えないことがないよう、事前に試しておきましょう。
- スキャンPDFはOCRが必要です:
スキャンした教科書や配布資料は画像として扱われるため、OCRをかけないと文字の検索や編集ができません。
- OCRの結果は原文と見比べます:
OCRは、画質や文字のくせによって誤認識が起こる場合があります。レポートや論文に引用する文字は、原文と読み合わせて確認してください。
- 提出前にレイアウトとフォントを確認します:
PDFの文字を編集したり、Wordに変換したりすると、レイアウトやフォントが変わる場合があります。提出する前に、見た目を一度確認しましょう。
- 大学や図書館のパソコンではインストールが制限される場合があります:
ソフトを入れられない環境では、ブラウザで使えるツールやOS標準の機能を使う必要があります。
次の章では、学生からよく出る5つの疑問に答えます。
5. よくある質問
A. PDFgearとLibreOffice Drawは完全に無料で使えます。Macプレビューと Microsoft Edge は、OSに標準で入っていて無料です。PDNobも、無料版で全機能を最大20ファイルまで透かしなしで出力できます。
A. Adobeには、学生・教職員向けの Creative Cloud Pro があり、Acrobat Proも含まれます。料金は初年度が月2,180円、2年目以降が月4,180円(税込)です。Acrobat Proの単体プランは月2,530円(税込)です。
A. PDFgearはテキストの修正に対応しています。LibreOffice Drawも編集できますが、文章が1行ずつテキストボックスになります。MacプレビューとEdgeは、既存の文字の書き換えには対応していません。
A. OCR(文字認識)に対応したソフトを使います。PDFgearは無料でOCRを使え、PDNobは無料版で週1回まで使えます。Adobe AcrobatとSmallpdfのProプランも、OCRに対応しています。
A. オンラインツールは、ファイルをサーバーにアップロードして処理します。個人情報を含む就活書類や、未発表の論文は、パソコン上で処理できるインストール型のソフトで扱うのが安心です。
6. まとめ
学生向けのPDF編集ソフトは、使う場面と予算で選ぶと失敗しにくくなります。書き込みだけならMacプレビューやEdge、無料で編集やOCRまで使いたいならPDFgear、機能の充実したソフトを使うならAdobe Acrobatが候補です。
レポートの修正、スキャン教材の文字化、海外論文の翻訳までを1つのソフトで済ませたい場合は、買い切りで使え、無料版から試せるPDNobが向いています。まずは自分の使う場面を決めて、無料で試せるソフトから始めてみてください。
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